大分から熊本へ、そして今。熊本から大分・日田へ。

大分県日田市ボランティア活動】初日。

 

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もともと大分県の生まれで、日田の高校に通っていた私は昨夜、普段通っている大学のある熊本市から、大分県へ戻りました。

連日ニュースで報道されている、大分県日田市の今を見て、何が必要かを見極めるために。

メインの動きは現地の情報をできる限り集め、大学を始めとした熊本に現地の状況、今後一週間後に必要になってくるニーズを伝えること。

そのためひとまず今日開設したばかりの社協ボランティアセンターに行ってきました。
今日のところは運営側の人手はなんとかなるとのことだったため、豪雨被害により浸水した家屋の片付け作業を現場で行うことに。

作業先が大きいお家だったため、12名の男女混成チームで作業に向かいました。
私はそのグループのチームリーダーとして、現場作業+チーム内の様子を見て作業や休憩の指示出しを行いました。

現場に着いてみてまず驚いたことは、住宅街のなかにあるお宅だったにもかかわらず、私の腰の高さより高いくらい(1mくらい?ちなみに私は身長175cmです。まで水が上がった形跡があることでした。(ちなみに作業したのは豆田地区という、中心街からすぐ側のところでした。)

そして、お宅を管理している方からお話を聞いていると、もう一つ驚いたことが。

なんと、日田高校時代に同じクラスだった子の、ご家族が管理者でした。

「知り合いも、もしかしたら被害に遭っているかも。」

そんな心構えはしていたつもりでしたが、

現場入り初日に、まさか同級生のご家族に会うとは。

 

作業を始めると、そのお家での被害の大きさが顕わになりました。
家財道具は1階部分はほぼ全て壊滅。
水も当然床上まで上がっており、畳はおろか床板もそのままでは全く使い物にならない状態でした。
現場に持ち込んだ土嚢袋50枚もあっという間に使い切り、これが誰しもが普段なじみのある「雨」の結果なのかと考えるとゾッとする思いでした。
結局、1階の畳、床板を全て外し、冷蔵庫などの物品も破損していたため搬出しました。

ただ、そこまでしたところで一旦作業は終了。
というのも、作業をしようにも出来ないのです。

原因は、天候。雨や曇りが続くこともあり、家の中が乾かないとこれ以上何をしようにも作業が出来ません。

今日行ってみて、感じた今後の懸念としては
・平日の作業の手が足りるのかどうか
   どうしても平日はボランティアが不足することに加えて、住民の方も現在もまだ仕事があり、平日は職場にいなければならない人も多いです。
・今後の天候
  先程も書いたとおり、作業もあるていど進むと「乾かないとどうしようもない」状態に陥ります。
  しかし、実際の天候はまだまだ暫くは不安定。作業は長期戦になりそうです。
このようなことが挙げられます。

ちなみに物資の需要ですが、
日田市内はコンビニ、スーパーなど営業しているところが多いです。
現状はまだ余裕がありますので、
「物資をすぐに届けたい!!!!」という方もいるでしょうが、

長期戦に備えて今しばらく気持ちを温めておいて頂きたく思います。